プロテック株式会社 Blog

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読書感想③

こんにちは☆
システム開発課の齋藤です。

今シーズンは例年に比べ、日照時間が前年比で80%台だったそうです。
やっぱりお日様の力は凄いなと思う今日この頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

さて、毎度のことながら今回も読書感想を書きたいと思います。
今回の本は「シャングリ・ラ 上・下」です。
著者は池上永一さん、角川文庫です。
上下合わせると大体千ページくらいになるSF小説です。

シャングリ・ラとは、ユートピア(理想郷)ということを連想する言葉ですね。
舞台は21世紀半ば、東京。
止まらない温暖化に抗うためCO₂削減に対し経済市場を株価から炭素へ移行してゆきます。
炭素経済とは、炭素の排出量から炭素指数を算出し、
その指数によって国民にかかる税金が変動するというものです。
当然ながら、重い税金を課せられることは誰しも望まないので、CO₂削減に尽力をそそぐことになります。
そして炭素経済の肝は、「炭素」を鉄のように加工する技術が確立されたことによるものです。
この技術のおかげで、鉄などよりも強固でより軽い資材を作ることに成功したことにより
「炭素」の価値が非常に高くなっています。

そしてこの資材を使って東京上空に空中都市「アトラス」を建造したのです。
この「アトラス」を用いた「アトラス計画」とは、地上に繁殖力の強い(人工的に作られた種)を
地上に植え、CO₂削減に取り組むというものです。
そして政府は経済の中心であった東京に植林を強行します。
選ばれた人間のみ「アトラス」への移住を許可します。
許可されない人は、「アトラス」への移住を夢みて変わり果てた東京で暮らすことを強いられます。
その政府のやり方に不満を持ち対抗する組織が
この作品の主人公「北上國子」が所属する「メタル・エイジ」なのです。
各勢力の面々がそれぞれの思いを抱え、「アトラス」を目指していきます。

ふと読み進めていく中で小さい頃母から聞いた話を思い出しました。
私の曽祖父は纏まった金があると金の装飾品を積極的に購入していたそうです。
それは生活の知恵からくるものでした。
いつ何があるか判らない時代、家をすぐに飛び出さないといけない場合、
金の装飾品は常に身に付けれるので、もしもの時お金に換えれることが出来ます。
こういった時代もあったと教えてくれました。

この小説を読んで経済の仕組みについて考えさせられました。
今現在、当然のように紙幣が価値を持ち、金などの鉱石が多少の上下があっても不動の価値を持ちます。
この話を読んでいく中で、その当たり前を前提に過ごしていることに気づかされました。
当たり前が当たり前で終わる場合がほとんどかもしれませんが、
もしもの場合、私はちゃんと自分の足で立っていれるだろうかと考えさせられました。
ですから私は、経済についてもっと興味をもち経済の「仕組み」を深く知れば
何か対策が打てるのではないかという考えに至りました。
その為にも読書の質を向上出来るよう色々なジャンルの本を読むように心がけようと思っています。

そんな私がほかに読んでいる作品は、
「図書館戦争」有川浩さん
「横道世之介」吉田修一さん
ちなみに吉田修一さんの「太陽は動かない」も読みましたが、この小説は
今回のシャングリ・ラに近い感じの話で、ソーラーパネルを題材にした経済に繋がる話でした。
「一刀斎夢録」浅田次郎さん
などを読み進めています。

また折りを見て書かせて頂きたいと思います。


シャングリ・ラ 上 (角川文庫)シャングリ・ラ 上 (角川文庫)
(2008/10/25)
池上 永一

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シャングリ・ラ 下 (角川文庫)シャングリ・ラ 下 (角川文庫)
(2008/10/25)
池上 永一

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